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  消費変化は専門店の目利き味利きで勝負

       粘り強い啓蒙活動の実践こそ消費拡大の要

 ◇人口減少による市場の縮小は深刻で、家電最大手のヤマダ電機が店舗縮小に舵を切り、アパレル大手のワールドも約2割の店舗閉鎖。規模の拡大によって成長してきた大手小売が変革を迫られている。

 ◇消費性向が急速に多様化する中、これまでのような規模拡大だけでは店舗が同質化し、個性化した市場に対応できなくなった。ネットの普及で商品と価格に関する情報があふれ、的を絞り込んだ店舗づくりと情報発信が求められる。

 ◇人口減少が影響するとともに、若者の車離れなどもあって郊外型店舗も売り上げが伸びない。品揃えを充実させた都市型の小型店が見直され、魅力ある商品を作るために自ら製造して販売するSPA(製造小売業)が志向されている。

 ◇コメ販売でも有力な産地銘柄をただ並べるだけでは、商品としては同質の域を出ず、価格競争に埋没する。専門店として付加価値の創造、顧客の注目を集める提案やま啓蒙活動が欠かせない。顧客の味覚にも訴える感性の豊かな商品づくり、販売促進が必要だろう。

 ◇同じ産地銘柄でも、味は微妙に異なる。人気のつや姫やゆめぴりかといえどもすべてが上質というわけではない。どんなコメでも、しっかり良く実れば人気銘柄に負けない良食味米になる。そのコメを粘りや硬さな
どの違いで仕分け、食味が良ければその価値を丁寧に説明して高値で販売したい。店頭で炊きたてが試食でき、ご飯での購入も可能な態勢を用意できれば、コンビニにも真似できない専門店ならではの展開に持ち込める





ご飯はカロリー過多の現代に最適な食品

エネルギー効率高く肥満を防ぐ

和食よりも洋食の方が一見すると多彩な食生活か演出できそうだが
それはパンの場合はどうしても副食を多くしなければならないという
素材の事情によるものだ

この結果、肉などの酸性食品や高脂肪食品が増加することになる
 デンプンと脂肪はともにエネルギーの源になるが
コメのデンプンに比べて脂肪はエネルギー効率が良く高カロリー
しかも洋食はソフトドリンクやコーヒーで糖分を摂取する場合が多い上に
パンそのものにも糖分を含む物が多い

 トーストにバターやジャム類、卵、ベーコン、フライドポテト
コーヒー、紅茶など洋風の朝食でも、脂質と糖分が豊富で
牛乳も最近は3・5〜3・6%という高脂肪のものが主流だ
このため食の洋風化は、知らないうちにカロリー過剰となり
太る背景をつくり出している

 エネルギー源としてデンブン、脂肪はともに重要な栄養素だが
カロリー値が高い脂肪は、エネルギーとして利用されなかった残りが
体脂肪となって体内に蓄積される
これに対しデンプンはエネルギーに利用されるほか
脂肪・アミノ酸になってタンパク質・グリコーゲンとして蓄えられるなど
多彩に利用される

 さらにデンプンはエネルギーとし分解される速度が早いのに対し
脂肪は食後のエネルギー効率が高くムダなく利用されるため
結果として体内に余り、脂肪となって肥満を生み出す
脂肪・糖質の多い食の洋風化こそが
太る環境をつくっているといっても過言ではないだろう

 コメを中心とした和食は知らず知らずのうちに
良質なデンプンと食物繊維を体内に取り込んでおり
カロリー過多の現代人に
和食はピッタリの食生活であると再認識すべきだろう 





粘りがあるジャポニカ米

欠点は熟期が長く低収量

  コメはジャポニカ米とインディカ米に大別される
その粒形の違いで短粒、中粒、長粒種に区分される
うるち米、もち米、その中間の半もち米、赤米、黒米、香り米
日本酒のモト米に使われる粒の中心が白いコメなどもあり
その種類は実に多彩だ

 世界で主流のインディカ米には独特の香りがあり
食感はパサパサ、ボソボソしている
日本でいうご飯の感覚で食べるのは不可能に近り
しかし外国ではこのパサついた食感と香りが評価される
とくに香り米はジャスミンライスとして好まれ
通常のコメの二倍近い価格で売られている

 外国ではコメを炊いて食べるより
香辛料を使って味を付けたり
スープやサラダの具に利用することも多い
このため日本のコメのような粘りは、むしろ嫌われる傾向がある

外国でも一部でジャポニ力米が生産されているが
そのほとんどは中粒種であり、日本米と同じ短粒種はごくわずかだ
中国の東北部では多いものの
それでも日本人が好む粘りは少なく
総合的な評価では日本人にとって日本米に勝るコメはないといえよう

 現在、70万d以上の外米が輸入されるが
そのほとんどは粘りの少ないコメであり
日本人の味覚からすると中のといったところ
ただし 炊飯技術によっては食味を向上させることも可能で
業務用としての利用価値はありそうだ

 また一部輪入されているコシヒカリ・あきたこまちは
もともと日本の種子を現地栽培したものである

  世界のコメの主流がインディカ米である理由にはし好の問題のほかに
土地を選ばず多収穫で作りやすいという点も挙げられる
これに対し粘りのある日本米は熟期が長く
気象・土地の影響を受けやすく、しかも収量が低いという欠点がある



 

優れた特性随所に,ワラは貴重な資源

コメ余りはほんの近代の出来事!

 数千年に及ぶコメの歴史において
コメが余るようになったのはごく近年のこと
太平の世といわれた徳川三百年の江戸時代でも
収量は10eで150`ほどで、現在の三分の一の生産量にとどまり
2700万人の人口に対し食糧は常に不足し
中でもコメの増産は悲願だった

 江戸時代は稲作技術も未発達で
作付面積はせいぜい160万f程度だったという
明治時代に入って約1,7倍の255万fとなり
昭和七年には323万fへと倍増
10e当たりの生産量も178キロから286`まで増加した
そして現在では、500キロ近くまで増えている

さらに海外から多様な食糧が輸入されるようになったこともあって
コメの消賃は減少し、コメ余りを解消しようと
現在では2〇〇万fを切るところまで作付面積が減少している

 コメの生産は昭和42年に現在の約1,4倍に当たる
1,445万トンまで増加したが、その長い歴史からみれば
コメ余りはほんの最近のでき事であることを忘れてはならない

 いま日本の稲作は大きな減反が求められている
少ない面積で多くの収量を上げなければならないため
生産銘柄の一極集中と
無理な稲作形態による気象災害の発生を助長する状況となっている

       コメが日本でいかに大切な農産物であったかを示す側として
稲ワラの活用がある
家畜の飼料、畜舎の敷物とするだけでなく
肥料、むしろや草履、わらじ、俵など
かつては生活用品や容器として活用され
重要な現金収入の対象となってきた
麦ワラでは代替できないコメの優れた特性でもある









日本の風土に合うジャポニカ米


インディカ米生産もジャヤポニカ米優位に 



 コメの歴史は古く、その原産は五千年ほど前の熱帯アジアといわれている
中国では紀元前約3000年代、インドでは同じく3800年代に
コメが栽培されていたとみられている
日本へ伝来した経過には諸説あるが
日本各地へ広がったのは300年代だ

 コメは大きく分けて日本型のジャポニカ種とインド型のインディカ種がある
日本型はコメ粒が幅広で丸く、粘りがあって昧は濃厚
稲は、葉の色が濃く、茎はしなやかで折れにくい
肥料吸収力は概して弱く、収量減につながるイモチ病に弱い

 一方のインド型は、粒が細長く、味は淡泊で、粘りがない
稲は、葉が淡緑で、茎が細い。倒れやすいが、根の肥料吸収力が強く
やせた土地でもよく育つ性質がある

 世界では、年間に籾で6億トンのコメが生産されている
そのほとんどが粒形の長いインド型で
日本型は例外的な存在といわれるほどの少数派だ
しかし日本の遺跡などの研究から
一部インド型はあるものの、そのほとんどがだ粒の日本型で
すでに二千年前から日本では
日本型のジャポニカ米が主に生産されていたことが判明している

 日本人が当初からジャポニカ米を好んで作付けしたためとは考えにくく
本来、熱帯種であるコメの中で
ジャポニカ米が寒冷な日本の風土に適していたためと推測される
この結果、日本では粘りがなくパサパサした長粒種のインディカ米より
ふっくらとした粘りのあるジャポニカ米をべースにして
コメの味覚が形成されてきたといえよう




     



調理・貯蔵・携帯の手間省け安上がり


賞味期限長く、保存性も抜群 


 コメは、簡便性の面でも優れている
コメは釜に水を入れて炊飯するだけだが
小麦は粉にして水で練って発酵させ、焼く必要がある
またコメは精米でも長期間保存でき
外国では賞味期限が一年以上という例もある

 万一、電気やガスが止まったら、ご飯も炊けずパンも焼けないが
水と鍋とカセットコンロがあればご飯は簡単に炊ける
コメは炊きたてが好ましいが
精米でも保存状態さえ良ければ3〜4ヵ月たっても十分食べられる
仮に古米臭が気になるのなら
洗米する侍に力を入れて押し洗いをし表面をよく研げばいい
この場合洗うというより研ぐのが好ましい

 コメをアルフア化し、乾燥させて乾飯にすると貯蔵性が高まり、携帯食となる     水に浸してしばらく放置すれば食べられる
米飯食は栄養面からみても安価で、副食の経費も安くて済む
このように米飯食は調理、貯蔵、携帯の手間が簡単で
経費が安上がりに済み
加工原料としても多様な食品を作り出すことができる

食糧のほとんどを輸入に頼っている日本にとって
1〇〇%自給できる食糧であるコメの存在は
世界的な異常気象の中で何物にも代えがたい貴重な食糧といえる









多様な摂取形態で用途多彩


食べ方いろいろ食品の多様性抜群


 コメの歴史は古く、その摂取形式も多様だ
鍋、釜もない太古の時代は、稲穂をそのまま火で焼いた焼米であり
弥生期になると土器が作られ、コメは玄米の粥で食べられた
奈良時代には貴族階級がコメを蒸して食べるおこわが登場し
平安時代以降からは粥の水を少なくした煮飯が現れ
室町時代にこれが庶民にまで広がったとされる

 白米食が増えてきたのは安土桃山時代以降とされており
コメの長い歴史からみると比較的新しい
コメはむかし、たいへんな貴重品であり
雑穀、豆類、野菜その他を混ぜた汁飯、雑炊であり
祝事に用いられた小豆粥は九〇〇年頃からみられた
これら混ぜ飯は、コメを節約するためと
マツタケご飯のように食味向上のために行われた

 コメを油で炒めたピラフは一般的ではないものの平安時代に作られており
寿司は正倉院の文書にも記されている
当時は魚介を塩潰けにして酸味を生じさせたもので
後にコメ酢が作られるようになってから
握り、ちらし、巻き寿司などに発展した

 小麦の消費はほとんど粉に加工して行われるが
日本でコメは粒食が支配的だ
しかしコメも上新粉・白玉粉などに加工して利用することができるため
その栄養値の優秀性に加え
食品原料として小麦、トウモロコシに比べ驚異的な多様性を持っている

  コメ粉ははるさめ、団子、菓子などに加工され食べられるが
わが国では東南アジアに比べ、コメ粉の活用が著しく少なく
コメの活用を減少させる結果となっている


 




  

コメは日本の文化、多彩な伝統食品


ご飯だけでなく酒、調味料など万能食糧


コメは主食として食べられるほか
加工して食品に利用される度合いが
小麦、トウモロコシに比べ驚くほど多彩だ

これはコメを粉に加工したり発酵させて活用するものだが
もち米やうるち米の粥にコメ麹を混ぜて
1〜2日醸成した甘酒、別名(ひとよざけ)

蒸したコメと水とコメ麹で造った酵(もろみ)を基に醸成したドブロク
ドブロクを袋に入れ、圧力をかけて絞り
酒柏を分離した清酒とそれを蒸留したコメ焼酎
焼酎にこして造った甘みの強い酒であるみりん

酒を酸敗することによつて造る酢は
清酒から造る酒酢、酒粕から造る粕酢
そしてコメとコメ麹で造るコメ酢
などがある

 さらに味噌は大豆を中心に造られるが、味噌はみそ汁だけでなく
味噌漬け、練り味噌、あえ物、焼き物、鍋などに利用され
古くから調味料として活用されてきた

コメはこのように発酵させることにより
アルコール飲料だけでなく、甘味料、調味料にも利用されている

 またコメを各種の粉にして餅、まんじゅう、せんべい
おこし、玄米パン、らくがん、かき餅、あられ
水飴など菓子に利用される場合も多い

コメと小麦の違いは
コメが主食として粒で食べるほかに
発酵させることによって多様な食品が作れることにある

また、コメは内部で甘味料が作られることも見逃せない
 これらコメの活用は
発酵条件に恵まれた日本の自然風土から生み出されたもので
多彩な伝統食品が
コメが日本の文化といわれるゆえんんだ





穀類最高の食品も
副食とのバランスを



主食としてコメの優秀性は不動


 穀類の必須アミノ酸とタンパク質を比べると
コメと小麦ではアミノ酸はコメの方が多く
加えて小麦には、必須アミノ酸の中でもとくに生体に重要な役割を果たす
リジンとトリプトファン、含硫アミノ酸などが少ない

またトウモロコシに至っては
トリプトファン含量が少ないため
常食とするとトリプトファンから合成されるナイアシン(ニコチン酸)が欠乏し
ペラグラ(皮膚炎)が生じやすくなる

 小麦のリジン不足は致命的的で
しかも小麦の主要な食品形態であるパンにおいては
その焼き上がる過程で
貴重なリジンとフェニルアラニンというアミノ酸が減少することが分かっており主食としてのコメの優秀性は不動だ

 一方、畑の肉といわれる大豆はタンパク質に富み
アミノ酸組成もコメより良好だ

ただ消化・吸収にやや難があるが
大豆の良いところは加熱によって栄養価が増す点で
食料として好ましい性質を備えている

 大豆はむかしから豆腐、納豆、味噌、しょう油にと利用されてきたが
タンパク質の栄養面においても
大豆はコメの補完的な食品であるということができ

ご飯とみそ汁と副食という一見、質素な食生活の中にも
先代の知恵が脈々と受け継がれてきたことが分かる

 もっとも、タンパク価は肉類と比べると
メを含め穀類は10%程度と少なく
コメがいかに優れた食品であっても
一汁一菜ではエネルギー不足となることは明らかだ

したがって副食として適度の肉、魚、野菜を組み合わせる方が好ましい
また卵、牛乳は消化率も局く、育ち盛りの子どもには重要な食品だ

もっとも近年、こうしたタンパク質にアレルギー症状を示す子どもが多く
出所の明確なものを選びたい


 

 

ご飯は太りにくい健康食



脂質カロリー過多の現代人にぴったりの食材


和食よりも洋食の方が一見すると
多彩な食生活か演出できそうだが,それはパンの場合は
どうしても副食を多くしなければならなという素材の事情によるものだ
この結果、肉などの酸性食品や高脂肪食品が増加することになる

 デンプンと脂肪はともにエネルギーの源になるが
コメのデンプンに比べて脂肪はエネルギー効率が良く高カロリー
しかも洋食はソフトドリンクやコーヒーで糖分を摂取する場合が多い上に
パンそのものにも精分を含む物が多い

 トーストにバターやジャム類、卵、ベーコン
フライドポテト、コーヒー、紅茶など洋風の朝食でも脂質と糖分が豊富で
牛乳も最近は三・五〜三・六%という高脂肪のものが主流だ
このため食の洋風化は、知らないうちにカロリー過剰となり
太る背景をつくり出している

 エネルギー源としてデンブン、脂肪はともに重要な栄養素だが
カロリ値が高い脂肪は、エネルギーとして利用されなかった残りが
体脂肪となって体内に蓄積される
これに対しデンプンはエネルギーに利用されるほか
脂肪・アミノ酸になってタンパク質・グリコーゲンとして蓄えられるなど
多彩に利用される

 さらにデンプンはエネルギーとし分解される速度が早いのに対し
脂肪は食後のエネルギー効率が高くムダなく利用されるため
結果として体内に余り、脂肪となって肥満を生み出す
脂肪・糖質の多い食の洋風化こそが
太る環境をつくっているといっても過言ではないだろう

 コメを中心とした和食は知らず知らずのうちに
良質なデンプンと食物繊維を体内に取り込んでおり
カロリー過多の現代人にはピッタリの食生活であると再認識すべきだろう


 



多様な食のスタイルを演出


塩だけでもおいしいおむすび


コメの簡単な食べ方としておにぎりがある
食品として加工度ゼロの塩だけを使った塩むすびでもおいしい
コメの持つ性質を調べていくと、その最大の利点は
何にでも合う適合性の広さにある

コメはそれ自体おいしいだけでなく
どのような副食にも合うという長所を持っている
つまり多種多様な食のスタイル″を演出することが可能だ
 コメは白米、玄米、籾となるごとに保存性が増す上
タンパク質を含めて小麦より栄養素が優れる

一方、近年問題となっている化石燃料の使用で炭酸ガス増加においても
むしろ若干増加した方が収量が増加するという
生命力の強さが報告されている

 数千年にわたる稲作文化の中でわれわれの体は
コメの消化に都合の良いようにつくられており非常に相性が良い

肉はスタミナの元などと形容されるが
肉は強酸性食品でもあり
常にこれを中和するアルカリ食品を念頭に置いて
食事をしなければならない

さらに食の洋風化は高脂肪、高エネルギーとなり、
つの間にか肥満ということになる
ただし、コメも単体ではやや酸性であり
バランスの良い食生活が必要であることはいうまでもない
コメと併せて野菜を十分に摂ることが大切だ


 

  

コメ糠は栄養の宝庫


7分搗きで吸収高め健康増進


精米する前の玄米の外側には、重量比で約六%の糠がある
白米はデンプンが主成分のため
この糠には玄米の食品としての栄養素が詰まっている
糠はデンプン四%、タンパク二四%、脂肪七〇%
その他ビタミンB1・B2などで構成されており
若返りのビタミンといわれるビタミンEも豊富だ

 フライパンで空いりした糠を一日何回かスプーンで食べるようにしたら
「便秘が治り、ニキビ、肌荒れもなくなって体調良好」と
むかしコメ糠健康法がブームになったことがある
糠は栄養の宝庫であり、玄米四合で一日の栄養を賄えるほどだ

 ただし、カルシウムとミネラルは不足するため
味噌と野菜を同時に食ベバランスを取ることが大切
せっかくの玄米の豊富な栄養素も、玄米のまま食べると
たとえよくかんでも、糠層の表皮が袋状になって残ったり
その内側には消化液が浸透しにくく、消化吸収が悪い

また、食べている内に慣れで玄米の消化が向上するかというと
いまのところそのような結果は出ていない
このため玄米の栄養素を効果的に取るには
穫れたての新鮮な糠を空いりして食べる方法や
コメ専門店で好みの玄米を7分搗きにしてもらう方法がある

 7分搗きは消化吸収の妨げとなる表皮を
白米と同じくらい取ると同時に糠層も残るため
玄米食に比べて格段に吸収率を向上させて栄養を取ることができる
七分搗きは玄米に比ベタンパク六%、脂肪五五%
灰分四二%、ビタミンB1四四%、ビタミンB2五〇%減少するが

白米に比べればタンパク八%、脂肪一三%、ビタミンB1四四%
ビタミンB2二〇%増加する
同時に、洗米による栄養素の損失も防ぐことができる。



 
α化加工でコメ消費を促進

デンプン質の違いで用途多彩


コメは玄米を精米した白米だが
玄米は種皮、胚芽、胚乳の三部に分けられ
比率はおおむね種皮5〜8%、胚芽2〜3%、胚乳91〜92%だ
実際に食べるコメの栄養成分は
玄米から種皮と胚芽を除いたものになる

 コメの主成分であるデンプンは
体内でフドウ糖に変わりエネルギー源となるが
デンプンにはアルファとべー夕の二つの型があり
べータ型はデンプン粒を細胞膜が
キッチリと包んだ状態となっているのでそのままではとても消化が悪い
いわゆる生ゴメの状態がべータ型デンプンであり
このべータ型デンプンは熱を加え細胞膜を軟らかくすると
アルファ型のデンプンに変わり消化しやすい形になる

 ご飯を炊くというのは、コメのべータ型デンプンを
アルフア型にすることであり、これをアルフア化と呼んでいる
しかしご飯のままで放置すると水分が抜け
アルフア型が再度べー夕型に戻つてしまう

せんべいはコメの粉に水と熱を加えてアルフア化し
焼いて水分を取ることでアルフア型がべー夕型に戻ることを防いでいる
米菓は日本人が考えた優秀な食品だ

 コメのデンプンは穀類中で最も小さい部類に入り粒の直径は2〜9ミクロンこのため、むかしからコメのデンプンをワイシャツのノリや
おしろいに使ったり、粘りが一定なため染め物などに利用してきた

 このデンプンは、日本のコメと外米とでは性質が異なっており
外米は概して アミロース値が高く、米質も固いため吸水率も少ない
この結果、ご飯がポロポロして粘りがないことが外米の特徴となる
したがつて外米はドリア、パエリアなど
外国の食べ方で利用すれば好都合で
大切なのは素材の生かし方ということになる




ご飯はエネルギー活力の源


朝ご飯を大切にして体調管理


 通勤時間ばかりでなく一日の生活時間が長くなり
現代の朝食を取りまく環境は良くない
夜更かしすれば睡眠不足となり
疲れが取れないまま消化器系統の働きも悪くなる
またやせるために朝食を摂らなかったり
パンとコーヒーなどで簡単に済ませてしまったりする

 朝、食事を摂らないと体内は低血糖状態となり
この結果、時として貧血で通勤電車の中で倒れることになる
倒れないまでも
活動のためのエネルギーは減る一方だからおなかがすく
この結果、菓子などの間食を摂る回数が増える

この間食がくせ者で
せっかくの一食抜きもかえって太る結果になる
また朝食を抜くと
消化器系はまだ休眠状態にあるため便秘になりやすい
便秘は肌の大敵で、これに睡眠不足が加わると最悪だ
朝は1日の始まり
その活動の源となるエネルギー確保と体調を整えるためにも
ぜひ米飯を摂りたい

疲れが残った現代の朝食には、粥も良い
冷蔵庫に余し飯があれば、おじやにして栄養を摂ることもできる
コンビニでも、粥は売筋商品の一つになっている

 食事で摂取されたコメのデンプンは
真っ先に利用されてエネルギー源となる
体内に入った米飯は、消化液の酵素によってブドーウ糖に変わり
腸で吸収されて肝臓にグリコーゲンという物質で蓄えられる

 血液中には常に一定量のブドウ糖が含まれており
活動のたびにこのブドウ糖が筋肉中で分解されて
エネルギー、活力源となる
血液中のブドウ糖が減ると
肝臓に蓄えらブドウ糖に変わって補給される
この活動源となるブドー糖は、三度の食事で正しく摂る必要がある




ご飯はバランスに優れた食材

必要栄養素の中心的食料


  人間の体は「科学技術ではとても作れない精密化学工場」といわれる
食べた食物は胃で酵素などの助けを借りて分解・吸収され
肝臓をはじめとする体内の各所に送られる
それぞれ熱源やタンパク合成などに必要な栄養素として活用され
体内に蓄積されるほか不要なものや使い終わったカスは
体が順調に働いている限り、きれいに体外に出されるようになっている

 人間の体には生活していく上での栄養基準量があるが
それを薬のように純粋な形で摂ることは不可能だ
一つの食品ですべて必要な要素を理想通りに含んだ完全食品はなく
そのためさまざまな食物を食べることによって
必要な栄養素を摂取する必要がある

このため食物の組み合わせによっては
栄養の偏り、過食という問題も起きることになる
 コメはむかし輸入小麦を売らんがための悪いうわさが流されたりした

これはコメ自体が悪いわけではなく
食品の組み合わせなど食べる人たちの考え違いが原因だ
コメは日本人の体に合った優秀な食品であり
必要な栄養素をいろいろな食物からバランス良く摂る上で
中心になる食材といえる

 食生活のバランスこそが健康を維持するために重要で
パンでも肉でもそれだけ食べ続ければ体調不良になるのは自明の理
日本人が日米のご飯を食べるようになったのは江戸時代であり
何千年もの米食の歴史からみると比較的新しいといえる

当然その頃は栄養学は発達していなかったから
「江戸患い」と呼ばれたかっけを流行させた
これもコメが悪いのでなく
偏った食生活に原因があるのはいうまでもない
栄養過多の現在にあっては
むしろ米飯の量を増やした方が体には良い




良質なタンパク質を多く含有

7分搗きが摂取に効果


 玄米には豊富な栄養素が含まれている
しかしながら、最も外側にある皮質部と胚(芽)には繊維が多く
消化をじやまするほか、この繊維が腸を刺激して排出を促すため
消化時間が短くなり結果的に消化は悪くなる

 このため玄米そのままではなく
7〇%程度に精米をとどめた七分搗きにすると消化が良くなり
コメの有効成分を効果的に摂取することができる

 コメを白米にした場合の成分は、おおむねデンプン79%
タンパク質6・2%、脂肪0・8%のほかミネラル、ビタミン類となるが
白米ではビタミンとミネラルが大幅に減少するため
野菜やカルシウムを同時に摂る必要がある

とくに大豆との相性は良く
ご飯とみそ汁は理にかなった組み合わせで
大豆を同時に摂ることによって
コメに少ないアミノ酸のリジンなどを補うことができる

 コメのタンパクは、小麦に比べて質が非常に高く
穀類の中では最も高い栄養価値を持つことが示されている
その栄養価は卵の1〇○に対して7〇で、小麦は48にすぎない
タンパク質は酵素により完全にアミノ酸に分解され
細胞などの合成材料となり
残りは酸化燃焼されるエネルギー源となる

 タンパク質というと、肉や豆腐など連運想しがちだが
あまり知られていないコメの一面だ
 また白米になると、ミネラルとカルシウムが不足するので
野菜や小魚、牛乳、チーズなどで補う必要がある
しかし現代の食生活でこの副食が不足することはないため
現代において米食は理想的な姿といえよう
 


アミロースは体の掃除役

ご飯は現代生活に最適な食


コメの主成分は炭水化物(デンプン)であり、玄米には73%
白米には76%含まれている。そしてタンパク質が6〜11%脂肪が3%
このほかリン、カリウム、マグネシウム等の無機質
ビタミンB1、B2、ナイアシン等のビタミンと水分で構成されている

 主成分のデンプンは、アミロースとアミロペクチンからなり
うるち米は15〜35%のアミロースと
65〜85%のアミロペクチンから構成される
もち米は、ほとんどがアミロペクチンからなっている
このほかアミロースが10%前後という半もち米の品種もある

 コメの味は、アミロースとタンパク含量の低い方が良いとされている
アミロース含量は品種特性が強く
タンパク含量は低・高温障害による登熟不良や施肥による影響が強い
日本の品種はアミロ‐ス15〜23%、タンパクは5.5〜8.5%
程度といわれている

 もち米の主成分であるアミロペクチンは、非常に消化・吸収が良く
高カロリーとなって食後に血糖値が上がるため
糖尿病の人は食べ過ぎに注意が必要だ
一方のアミロースには、食物繊維と同じく
消化に抵抗性を示す性質があることが分かっている

 パンのように粉にして加エしたものは当然、消化・吸収が良くなるが
ご飯は粒をそのまま炊いて食べるため腹持ちが良く
適度のアミロースが体の「掃除役」になる
栄養過剰の現代社会にはピッタリの食品だ

いまなお、ご飯を食べると太ると思い
あえてパンを食べる女性も多いようだが
パンには乳化剤など添加物も多く
バターやジャムなど脂質、糖分を分からないうちに摂取してしまう
美容と健康のためにも米飯食を推進したい。



             

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